「効果的なホームページはどうやって作ればいいんだろう?」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
有効な集客の手段の一つであるホームページは、インターネットの活用が当たり前になった現代では、ビジネスをする上で必要不可欠なものともいえます。
しかし、ただ作るだけでは集客やコンバージョンにつなげることはできないのがホームページの難しいところです。
ホームページの効果を最大限発揮するためには、必ず押さえておきたいポイントがいくつか存在します。この記事では、ホームページ作成で重要なポイントについて詳しく解説していきます。
より効果的なホームページを作りたいとお考えの方や、これからホームページ作成しようとしているが何から手をつければいいかわからないという人はぜひ記事をチェックしてみてください。
ホームページ作成で重要な9つのポイント
ホームページはただ作成するだけでなく、その後運用し、効果につなげることが大切です。集客力を高め、成果につなげるためにも、いくつかの重要なポイントを押さえておきましょう。
ターゲティングを明確にする
まず重要となるのが、ターゲティングです。
「どんな人に自社のホームページを見てもらいたいのか」を明確にすることで、ホームページに必要なコンテンツや今後行うべき対策が明確になります。具体的には、以下のような点です。
- ホームページ全体のデザインの方向性、コンセプト
- どのようなコンテンツを作成すべきか
- 対策すべきSEOキーワード
全体のデザインは、ホームページの第一印象を決定づける重要なものです。ターゲットの興味や関心を惹き、好印象を持ってもらうためにもターゲティングを明確にし、ターゲットが魅力を感じるデザインにする必要があります。
また、ターゲットがわかればホームページに必要なコンテンツも明確になります。有益なコンテンツを作成すれば、ホームページの効果を大きく高められるでしょう。
SEOの観点から見ても、ターゲティングは非常に重要です。ターゲットを明確にすれば、対策キーワード選定の精度を高めることができます。
ホームページ全体のデザイン
おしゃれで洗練されたホームページは、ユーザーに良い印象を与えます。商品やサービスへの期待や評価を高めたり、ブランドイメージの醸成・向上、ユーザーとの信頼関係構築などメリットはたくさんあります。
一方、見にくいホームページや欲しい情報がどこにあるかわかりにくいホームページは、ユーザーのストレスとなり、コンバージョンに至る前に離脱されてしまう可能性も。
「創業期で会社の名刺となるホームページを作りたい」といった場合であれば凝ったデザインは必要ありませんが、本格的な集客を行いたい場合はUI/UXも追求したデザイン性・機能性の高いホームページにする必要があるでしょう。
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ファーストビュー
ホームページには詰め込もうと思えばいくらでも情報を詰め込めますが、ユーザーが見てくれるとは限りません。そこで、ユーザーがホームページを訪れた際に目に入る「ファーストビュー」に重要な情報を集約させる必要があります。
ファーストビューで伝えられる情報には限りがあるため、しっかりとターゲティングを行い、伝えたい人にメッセージが届くようにしましょう。
現代のユーザーは、とてもせっかちだといわれています。ファーストビューで離脱してしまうユーザーは70%以上ともいわれるため、ユーザーの要望や悩みの解決につながる情報をわかりやすく示し「自分が求めていた情報がここにある!」と思わせることが大切です。
ユーザビリティ
ホームページでは、ユーザーの使いやすさ、わかりやすさも非常に重要です。操作性が悪く使いにくかったり、欲しい情報がどこにあるかわからないと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
ユーザーが目的の情報に簡単にアクセスできるよう、明確で理解しやすい設計にしましょう。フォントや配色、背景などを適切に選択することで、視認性や可読性を高めることができます。
また、会員登録や問い合わせなどの入力フォームをシンプルにすることも大切です。簡潔な設計にすることで、ユーザーにストレスを与えることなく、スムーズにコンバージョンへ導けます。
モバイルフレンドリー(レスポンシブデザイン)
レスポンシブデザインに対応したモバイルフレンドリーなページにすることは、スマホユーザーが急増した現代では必須の対策です。
モバイルフレンドリーとは、Googleが実装したアルゴリズムのことで、スマホなどモバイル端末での見やすさをチェックする評価基準のことを指します。検索順位に影響するため、必ず対策を行っておきましょう。
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ページの表示速度
ページの表示速度も、ホームページ作成で重要なポイントの一つです。
これはSEOの評価でも重要な指標の一つで、ページの表示速度が遅いホームページは、ページの表示速度が早いホームページに比べると評価が低くなります。
ページの表示速度を向上させる方法はいくつかあり、ホームページ作成時に注意したいポイントは、以下の2点です。
- コードの最適化
- 画像の最適化
ホームページはコードを記述することでインターネット上のブラウザにデザインを表示されていますが、CSSやJavaScriptなどのコードに余計なコードや改行が含まれていると、読み込むファイルの容量が多くなり、表示速度が低下してしまいます。
不要なコードは削除し、コードを最適化しましょう。ただコードを見ただけでは不要な部分がわかりにくいため、自動でコードの軽量化を行うツールなどを使うと便利です。
コードと合わせて、画像も最適化しましょう。
ホームページに掲載する画像は、ファイルサイズがかなり大きくなってしまっているケースも少なくありません。ファイルサイズは見た目ではわからないため、画像のリサイズを行ったり、PNG、JPEG、GIF、SVGなど適切なフォーマットで保存することが大切です。
最近では、2010年にGoogleが開発した次世代画像フォーマットの「webp(ウェッピー)」に対応するブラウザも増えてきました。webpの場合、画像の軽量化で気になる画質の劣化が起こりにくく、ページの表示速度の改善につなげられるでしょう。
コンテンツ内容
ユーザーはコンテンツを求めてホームページにアクセスするため、コンテンツ内容が非常に重要です。
ホームページのコンテンツの質と量は集客にも影響します。良質なコンテンツが豊富であれば、検索エンジンからもより多くのアクセスを集めることが可能です。
また、ユーザーにとって有益な情報を提供すれば、ユーザーの信頼を獲得することができ、TwitterやFacebook、InstagramといったSNSで拡散されるなど、ホームページ内のみに留まらない集客効果が期待できます。
なお、コンテンツは定期的に更新し、アップデートすることが大切です。更新やメンテナンスを行い、ユーザーが常に最新の情報を得られるようにしましょう。
SEO対策
ホームページの効果を最大限に引き出し、効率的な集客を行うためにはSEOが欠かせません。良質なコンテンツの作成や更新を続けていくことに加えて、適切なSEO対策を行っていきましょう。
SEO対策の手法としては大きく「内部施策」「外部施策」「コンテンツ施策」の3つがあり、対策すべき内容は多岐にわたるため、計画的に進めていくことが大切です。
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セキュリティ
近年はサイバー攻撃のメインターゲットが大企業から中小企業にシフトしているといわれています。
大企業はホームページのセキュリティ対策にも力を入れているケースが多いものの、中小企業の場合は徹底的な対策を行っていないケースも多く見受けられるため、注意が必要です。
サイバー攻撃を受けると、ホームページの改ざんやダウン、情報漏えいやマルウェア感染など企業にとって大きな損失が生じる可能性があります。
SSL(Secure Sockets Layer)化などの対策を行い、ホームページのセキュリティを向上させましょう。SSL化されていないホームページはマイナス評価を受けるため、SEOにも不利になります。
また、セキュリティ対策は定期的にアップデートすることも大切です。
本格的なホームページを作るなら外部への依頼もおすすめ
起業したばかりの段階の場合、無料ホームページ作成サービスなどで自作したホームページでも十分なケースも多いです。コストや手間を抑えたい場合は、このような方法を検討してみてもいいでしょう。
一方で、集客アップやブランディング、認知拡大、リクルート対策、ECショップとして直接収益を上げるなどを目的とした本格的なホームページを作成したい場合は、CVにつながる導線設計、UI/UXデザイン、更新・運用・メンテナンスのしやすさなどを考える必要があるため、プロに依頼するのがおすすめです。
特に小規模事業のホームページ制作は、「定額制型のホームページ作成サービス」の利用がおすすめです。制作会社に依頼するよりは初期費用が抑えられる代わりに月額の費用は発生しますが、更新作業も代行してくれるので、ホームページ運用の手間を大きく省くことができます。
「定額制型のホームページ作成サービス」で特におすすめなのは「NOTEMA(ノーテマ)」です。ドメインやサーバーも全ておまかせで、写真や素材がなくても原稿さえあれば、プロのデザイナーが構成を考えて提案してくれます。
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まとめ
効果的なホームページを作るためには、いくつかの大切なポイントがあります。ぜひポイントを抑えて、成果につながるホームページを作成してみてください。