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ホームページ改修の9つのポイント!失敗しない進め方と成功の秘訣

有効な集客手段の一つであるホームページは、インターネットの活用が当たり前になった現代では、ビジネスをする上で必要不可欠なものともいえます。

ホームページの改修は集客はもちろんのこと、企業の認知度向上やブランド力を高めるための重要なステップです。本記事では、ホームページ改修のタイミングや具体的な手順、注意点について詳しく解説します。ホームページ改修を成功させるためのポイントもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ホームページ改修のタイミングは?

デザインが時代遅れになっている

ホームページのデザインは、企業やサービスのイメージを伝える重要な要素です。時代遅れのデザインは、ユーザーに古臭い印象を与え、信頼感や魅力を感じてもらえない可能性があります。最新のトレンドを取り入れたデザインに刷新することで、ユーザーの関心を引きつけ、企業イメージの向上に繋げることができます。

例えば、ウェブサイトのデザインが10年以上更新されていない場合や、競合他社のウェブサイトと比べてデザインが劣っている場合は、改修を検討する必要があるでしょう

集客数が減少している

ホームページは、企業にとって重要な集客チャネルの一つです。集客数が減少している場合は、ウェブサイトの改善が必要なサインかもしれません。デザインの古さや情報量の不足、検索エンジンのランキング低下など、様々な要因が考えられます。

集客数を回復させるためには、ユーザーのニーズを分析し、ウェブサイトのコンテンツや機能を改善する必要があります。例えば、ターゲットユーザーの検索キーワードを調査し、ウェブサイトのコンテンツを充実させる、SEO対策を強化する、ユーザーの行動分析に基づいてウェブサイトの導線を改善するなどが有効です。

スマホ対応できていない(モバイルフレンドリー /レスポンシブ対応)

スマホ対応(スマートフォン対応)は、モバイル対応・レスポンシブ対応とも呼ばれ、現代においては様々なデバイスからのアクセスを想定したホームページを作成することが必須となっています。スマホ対応が不十分なウェブサイトはユーザーにとって使いにくいため、サイトからの離脱率が高くなる可能性があります。

スマホ対応のウェブサイトは、ユーザーの利便性を向上させ、アクセス数を増加させる効果が期待できます。具体的には、レスポンシブデザインを採用して様々な画面サイズに対応する・スマホ向けのコンテンツを充実させる・タッチ操作に最適化されたデザインにするなどが重要です。

特にこのスマホ対応はモバイルフレンドリーの観点からも検索順位に影響するため、部分的な改修をする場合でも必ず行うべき項目です。

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ホームページ改修の流れ

ホームページ改修のポイントの前に、ホームページは実際にどのようなスケジュールで制作が進んでいくのかを大まかにチェックしてみましょう。

制作工程がわかることで、だいたいのスケジュールも把握しやすくなるはずです。

1:要件定義(システム仕様書作成・サイト設計)

まずは、発注者の要望に合わせて、ホームページに盛り込むべきコンテンツやシステム開発についての要件をまとめます。

要件定義が不十分のままホームページの改修を進めてしまうと、手戻りが発生し制作期間が伸びたり、制作後にイメージしていたホームページと違うものになってしまったという可能性もあります。スムーズにホームページを制作するためにも、要件定義をしっかりと行うことによって発注側と制作会社側の認識を一致させておくことが大切です。

2:ホームページのデザイン

要件定義の工程で決定した内容をもとに、トップページや下層ページなど、改修するページのデザインを作成します。

3:システムの構築・開発

デザインが決定後に、コーティングや必要なシステムの構築開発を行います。用意した原稿の内容や画像の反映も合わせて行い、サイトを完成させていきます。

まずは仮想環境でサイトを構築して、テストやチェックが完了したあとに本番環境にサイトを移して公開します。

4:テスト・修正

コーティングやシステム構築が終わったら、ホームページのデザインが崩れていないかやシステムが正常に動作するかといった点を確認します。とくに改修部分は念入りにチェックします。

テストの段階で不具合などが見られた場合は、公開前に修正を行います。発注者にも確認してもらい、修正があれば対応します。

5:公開(納品)

修正が完了し、問題なければホームページの完成です。メンテナンスモードに切り替えて公開作業を行い、インターネット上にホームページを公開します。

制作会社によっては、ホームページの更新方法についてのレクチャーが受けられたり、更新マニュアルを作成してくれることもあります。ホームページ作成後の運用に不安がある場合は、更新やメンテナンスなどの保守・運用を定額で引き受けてくれる会社などもあるので、アフターサービスが充実した制作会社を選ぶといいでしょう。

失敗しないためにやっておきたい3つのこと

せっかくホームページを改修するならば、効果を実感できるサイトにしたいですよね。そこで、ホームページ制作を依頼する前にあらかじめ考えておくと良いポイントについて説明していきます。

1. 改修の目的と目標を設定する

ホームページ改修の目的と目標を明確にすることは、成功に繋がる重要なステップです。改修によって何を達成したいのかという目的と、具体的な数値目標を設定することで、プロジェクトの方向性を定めておきましょう。例えば、

  • 古いサイトデザインを一新して採用エントリー者数を増やす
  • 問い合わせ数を20%増やす

など、具体的な目的と目標を設定しましょう。

2. 現状の課題を分析する

ホームページ改修を進める前に、現状の課題を分析することが重要です。ウェブサイトのアクセス状況、ユーザーの行動パターン、競合他社のウェブサイトなどを分析することで、改善すべき点が明確になります。

アクセス解析ツールを活用したり、ユーザーアンケートを実施したりすることで、具体的な課題を把握することができます。例えば、ウェブサイトへのアクセス数が少ない、特定のページの離脱率が高い、ユーザーの検索キーワード(検索意図)とウェブサイトの内容が一致していないなど、様々な課題が考えられます。

3. 競合調査を実施する

競合他社のウェブサイトを分析することで、自社のウェブサイトの強みと弱みを把握することができます。競合他社のデザイン、コンテンツ、機能などを比較検討し、ユーザーにとって魅力的なウェブサイトを作るためのヒントを得ましょう。例えば、競合他社のウェブサイトのデザインが優れている点、コンテンツの内容や他社ユーザーのペルソナを分析することで、自社のウェブサイトの改善点を見つけることができます。

難しいと感じたら…

自社で分析するのは難しい…と感じた方は、少し値段が上がってしまっても目標設定や課題の洗い出し、競合調査も含めてサイト制作をしてくてる会社を探すことをおすすめします。

上記3点も含めてサイト制作をしてくれる制作会社の値段設定は高くなりがちですが、価格設定が安い制作会社であるほどWebでの戦略やSEOについて一緒に考えてくれる会社は少ないです。

安い値段でホームページ改修ができたとしても、目的が達成できなかったり成果がでないサイトを制作しても意味がありません。本気でウェブ集客やSEO対策を考えるならば、多少コストがかかっても納得できる制作会社を探しましょう。

ホームページ改修を成功させる9つのポイント

1. 目的とターゲットを明確にする

まず重要となるのが、何のために / 誰をターゲットにホームページを改修するのかです。
「自社サービスの顧客をターゲットにWeb集客を強化する施策をしたい」や「採用のため、学生に向けた企業イメージが向上するようなサイトにしたい」など自社のもつサイト改修の目的を明確にしましょう。

「改修後の自社ホームページをどんな人に見てもらいたいのか」を明確にすることで、今のホームページに追加する必要があるコンテンツや今後行うべき対策が明確になります。具体的には、以下のような点です。

  • デザインの方向性、コンセプト
  • どのようなコンテンツを作成すべきか
  • 対策すべきSEOキーワード

ターゲットの興味や関心を惹きつけ、自社に好印象を持ってもらうためにも「誰がターゲットなのか」を明確にする必要があります。そこから、そのターゲットが魅力を感じるデザインやコンセプト、コンテンツを考えていきましょう。

2. サイトの入口と出口を考える

まず、現状を把握するために自社のホームページに訪れる人がどこから流入してくるのか(入口)を調査します。どこから・どれくらい・どのような意図を持ってサイトを訪れているのかを把握します。

つぎに、ホームページを訪れたユーザーをどこに導きたいのか(出口)を考えます。訪れたユーザーのニーズは何なのか、そのユーザーはどのような動きをしているのかを分析したうえで、CTAを考えていきます。

このような分析にはGoogleアナリティクスなどのサイト分析ツールを利用するとよいでしょう。現状がわからないという方は、Web戦略やSEO対策に長けた制作会社に依頼して分析してもらいましょう。

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3. 現状を悪化させることのないよう細心の注意を払う

非常によく見かける失敗例としては、「Googleなどの検索結果で既に上位表示されているユーザー流入の多いページを削除してしまい、その結果、検索順位が下がりホームページへのアクセス数・売上が激減してしまった」というようなケースがあります。ホームページを改修したことで、逆に悪化させてしまっては本末転倒ですよね。

こちらは「2. 入口と出口を考える」を行っていれば、未然に防ぐことができます。まずはサイトの分析を行ってからホームページの改修を進めていきましょう。特に既に一定の成功を収めているホームページは、下手にリニューアルするよりも部分的な改修で充分なケースも多いです。

改修をすることに不安を覚える場合は制作会社や、マーケティングに精通した企業に相談するのも手です。

4. デザインだけにとらわれない

おしゃれで洗練されたホームページは、ユーザーに良い印象を与えます。商品やサービスへの期待や評価を高めたり、ブランドイメージの醸成・向上、ユーザーとの信頼関係構築などメリットはたくさんあります。

しかし、見た目を追求するあまり見にくいホームページや欲しい情報がどこにあるかわかりにくいホームページは、ユーザーのストレスとなり、コンバージョンに至る前に離脱されてしまう可能性が高まります。

見た目が斬新でおしゃれなサイトはかっこいいですが、それによってユーザーの利便性をさげてしまうデザインになっていないかをチェックしましょう。

たとえば、トップページのファーストビューで何のサイトなのかわからない、ユーザーの動線がわかりにくい、知りたい情報にたどり着けない(知りたい情報がない)などユーザーの評価を下げてしまうサイトになっていないかを確認しましょう。

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5. ファーストビューを意識する

ホームページには情報をたくさん載せたほうがいいと考える方もいるかもしれませんが、その情報をユーザーが見てくれるとは限りません。現代のユーザーは、とてもせっかちだといわれています。

ホームページのファーストビューで離脱してしまうユーザーは70%以上ともいわれるため、ユーザーの要望や悩みの解決につながる情報をわかりやすく示し「自分が求めている情報がここにはある!」と思わせることが大切です。

なので、ユーザーがホームページを訪れた際に一番に目につく「ファーストビュー」に重要な情報を、見やすくわかりやすい形で集約させる必要があります。

ファーストビューで伝えられる情報には限りがあるため、ターゲットに伝えたいメッセージが届くようにデザインしましょう。

6. ユーザビリティを考慮する

ホームページでは、ユーザーの使いやすさ・わかりやすさ(ユーザビリティ)も非常に重要です。操作性が悪く使いにくかったり、欲しい情報がどこにあるかわからないと、ユーザーはすぐにサイトを離脱してしまいます。

ユーザーが求める情報にスムーズにアクセスできるように、明確で理解しやすいサイト設計にしましょう。デザイン面では文字のフォントや配色、背景などを適切に選ぶことで、視認性や可読性を高めることができます。

また、会員登録や問い合わせなどのフォームの入力欄をなるべくシンプルにすることも大切です。入力項目が多いことにストレスを感じて離脱してしまうユーザーを減らすために、フォームを簡潔な設計にすることでスムーズにコンバージョンへ誘導できます。

7. モバイルフレンドリー(レスポンシブデザイン / スマホ対応)になっているか

スマホユーザーが急増した現代ではスマホ(レスポンシブデザイン / モバイル)対応ができているモバイルフレンドリーなページにすることは、ホームページを改修するうえでも必須の対策です。

モバイルフレンドリーとは、Googleが実装したアルゴリズムのことで、スマホなどモバイル端末での見やすさをチェックする評価基準のことを指します。検索順位に影響するため、必ず対策を行っておきましょう。

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8. ページの表示速度をチェックする

ページの表示速度も、ホームページ作成で重要なポイントの一つです。

これはGoogleの検索結果に影響を与える重要な指標の一つで、ページの表示速度が遅いホームページは、ページの表示速度が早いホームページに比べると評価が低くなります

今回はホームページ改修時にできるページの表示速度を向上させる方法を2つ紹介します。

  • コードの最適化
  • 画像の最適化

ホームページはコードを記述することでインターネット上のブラウザにデザインを表示されています。作成したファイルに不要なコードや改行が含まれていると、読み込むファイル容量が多くなるため、サイトの表示速度を下げる要因となってしまいます。

不要なコードは削除し、コードを最適化しましょう。コードを見ただけでは不要な部分がわかりにくいので、自動でコードの軽量化を行うツールなどを使うと便利です。

次は画像の最適化です。ホームページに使用する画像は、サイズを気にせずにアップロードしていると、ファイルサイズがかなり大きくなってしまっているケースも少なくありません。このような場合は、画像のリサイズを行ったり、PNG、JPEG、GIF、SVGなど適切なフォーマットで保存することが大切です。

最近では、2010年にGoogleが開発した次世代画像フォーマットの「webp(ウェッピー)」に対応するブラウザも増えてきました。webpの場合、画像の軽量化で気になる画質の劣化が起こりにくく、ページの表示速度の改善につなげられるでしょう。

9. セキュリティ対策も怠らない

近年のサイバー攻撃は大企業のみならず、メインターゲットが中小企業にシフトしているといわれています。

大企業はホームページのセキュリティ対策にも力を入れている場合が多いですが、中小企業では徹底したセキュリティ対策を行っていないケースも多く見受けられるため、注意が必要です。

サイバー攻撃を受けると、ホームページの改ざんやダウン、情報漏えいやマルウェア感染など企業にとって大きな損失が生じる可能性があります。

改修時にはSSL(Secure Sockets Layer)化などの対策を行い、ホームページのセキュリティを向上させましょう。SSL化されていないホームページはマイナス評価を受けるため、Googleの検索順位でも不利になります。

また、セキュリティ対策は定期的にアップデートすることも大切です。

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ホームページ改修を早く進めたい方へ

ホームページの改修作業を行うのは制作会社ですが、発注者側が工夫することで、ホームページ改修の作業期間を短縮することもできます。

スムーズにホームページ改修作業を行うためのポイントは以下のとおりです。

  • あらかじめ素材を用意しておく(写真・画像・インタビュー原稿など)
  • 社内調整・社内承認を早めに行っておく
  • コンテンツに優先順位を付ける

ホームページの改修に使用する素材をあらかじめ集めておくと、制作会社に依頼する際にスムーズに進みます。また、社内調整・社内承認を早めに行っておくと、思わぬ工程でのストップを避けられます。社内でホームページ改修の目的やターゲットを共有しておくなど、事前にすり合わせを行っておきましょう。

また、納期や予算が決まっていてホームページ改修の作業期間や作業内容が限られる場合は、コンテンツに優先順位をつけ、着手する順番を決めて完成したページから段階的に公開していくということも可能です。

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まとめ

ホームページ改修は、企業にとって重要な取り組みです。目的と目標を明確にし、綿密な計画を立て、関係者とのコミュニケーションを密にすることで、成功に繋げることができます。

改修によって、集客力向上、ブランドイメージ強化、ユーザーエクスペリエンス改善など、様々な効果が期待できます。最新のトレンドやユーザーのニーズを常に意識し、ウェブサイトを改善していくことで、企業の成長に貢献することができるでしょう。