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「ホームページを作りたい!」と思ったとき、どんな知識やスキルが必要なんだろうと考えたことがある方も多いと思います。
ホームページは、HTMLやCSSといったさまざまな言語を使用して作成します。そのため、ゼロから作成するには専門的な知識が必要です。
この記事では、ホームページ作成に使用する8つのマークアップ/プログラミング言語や、言語を学ぶメリットなどについて解説します。
また、「プログラミングは手間がかかるし難しい……」という方のために、プログラミングせずにホームページを作成する方法も合わせてご紹介します。ぜひ記事をチェックして、ホームページ作成に活かしてみてください。
目次
ホームページ作成には「プログラミング言語」は必要ない?
実はホームページを作成するためにプログラミングが必要かと聞かれると、必ずしも必要とは言えません。
ホームページ作成にはHTMLやCSSといった言語の知識が必要ですが(本記事でも後述します)、これらの言語は厳密にはプログラミングではありません。たしかにプログラミングのように初心者から見ると長くて難しいコードをいっぱい書く必要がありますが、それはプログラミングとは違うのです。
ただ、より高度な機能(例えばお問い合わせフォームやCMS等)をホームページに持たせたいのであれば、プログラミングが必要となります。大切なのは目的に合わせて最適な技術を取捨選択し、必要な知識を身につけていくことでしょう。
ホームページ作成に使う「プログラミング言語」とは?
まず、プログラミング言語について簡単に確認しておきましょう。
- プログラム……コンピュータにさせたい処理を順番に書き出したもの
- プログラミング……プログラミングを作る作業のこと
- プログラミング言語……プログラミングに使用する言語(コード)
コンピューターは自分で考えることができないため、何をすればいいのか、人間が指示する必要があります。これをコンピューターが読み取れる形で命令することをプログラミングといい、プログラミングに使用するのが、プログラミング言語です。
ホームページ作成のプログラミング言語を学ぶメリット
プログラマーやITエンジニアを目指しているわけではない場合も、プログラミング言語の知識やスキルがあれば、今後自分でホームページを作成・運用する上でメリットになります。
例えば、世界中で使われているCMSのWordPress(ワードプレス)には「テーマ」や「プラグイン」といった機能があり、専門的な知識がなくても更新できますが、独自のカスタマイズを行いたい場合にはHTML・CSS・PHPといったプログラミング言語のスキルなどが必要です。
また、テクニカルSEOにも役立てられるため、Webビジネスを行う上では覚えておいて損はないスキルといえるでしょう。
ホームページ作成の基本のプログラミング言語
まずはホームページ作成に欠かせない、基本の3つのプログラミング言語についてご紹介します。
- HTML
- CSS
- JavaScript / jQuery
この3つは、ホームページ作成になくてはならないプログラミング言語です。
なお、HTMLとCSSは厳密にはプログラミング言語ではなく、HTMLはマークアップ言語、CSSはスタイルシート言語と呼ばれます。
プログラミング言語は「足し算、引き算、掛け算、割り算などの計算を行い、データ処理」をする言語です。
マークアップ言語(HTML)はプログラミング言語のように計算処理は行われず、タグで指定された情報がそのままホームページ上で出力されます。
スタイルシート言語(CSS)も同様で、計算処理などは行われず、HTMLを装飾する役割を担っています。
役割の異なる言語を必要な部分で使い分けることで、ホームページは作られています。ここからは、それぞれの言語についてさらに詳しく見ていきましょう。
1. HTML
HTML(HyperText Markup Language)は、ホームページの土台作りに使われる、マークアップ(意味づけ)のための言語です。「マークアップ言語」とも呼ばれます。
テキストのどの部分が「タイトル」「見出し」「画像」「本文」などになっているかをHTMLによって定義することで、情報を整理し、わかりやすくしています。
HTMLでのマークアップにはタグを使い、開始タグと終了タグをセットで使うのが基本です。
【関連記事】
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h1タグとは?複数あっても良い?SEOとの関係や使用の注意点を解説
2. CSS
CSS(Cascading Style Sheets)は、スタイルシート言語と呼ばれ、HTMLと組み合わせて使われることが一般的です。
HTMLはテキストに意味づけを行うのみでは、装飾のない白黒の単調なホームページになります。(HTMLのみの場合、本来は一切装飾がありませんが、多くのブラウザでHTMLに最低限のデザインが自動的に与えられるため、余白や文字サイズなどは調整されています)
これに装飾を加えるのがCSSで、文字に色を付ける、レイアウトやサイズを変更するといったデザイン的な役割を果たしています。
スマホ、タブレットなど使用端末に合わせて表示のサイズを変更するレスポンシブデザインの指定もCSSで行うことが多いです。
CSSは「セレクタ」「プロパティ」「値」の3つで構成され「セレクタ {プロパティ:値}」のようになります。大見出し(h1)の色を赤にしたい場合は、下記のように記述します。
h1 {
color: red;
}
3. JavaScript / jQuery
JavaScript(ジャバスクリプト)とは、ホームページに動きを付けるために使用されるプログラミング言語です。私たちが普段閲覧している多くのホームページにJavaScriptが使われており、以下のようにさまざまなことを実現できます。
- 画像のスライドショー
- クリックをきっかけにした動作(ポップアップ表示など)
- 背景の色の変化
- 間違ったパスワードを入力した際のエラー表示
- 入力フォームの入力漏れチェック・警告の表示 など
HTMLとCSSが最低限のホームページはできるものの、UI/UX向上のためにJavaScriptは欠かせない技術です。jQueryはJavaScriptをより便利に使いやすくする技術のことで、JavaScriptとセットで覚えておくのがおすすめです。
JavaScript自体は古くからある技術なのですが、近年ではホームページに動きをつけるだけでなく、サーバー上で動作する高度なアプリケーションを作れたりと用途が拡大している人気の言語です。
ホームページ作成に便利なプログラミング言語
ホームページ作成で基本となるのはHTML・CSS・JavaScriptですが、この他にも覚えておくと便利なプログラミング言語として、以下のようなものがあります。
- PHP
- Ruby
- Java
- Python
- Perl
まずは最も基本的なHTMLとCSSを学び、JavaScriptを習得して、その後で必要に応じて上記のようなプログラミング言語を勉強するのがおすすめです。
PHP
PHP(Hypertext Preprocessor)とは、動的なホームページ作成ができるスクリプト言語です。世界シェアの高いWordPressのシステムはPHPによって構築されています。
ホームページに動きを加えるという点ではJavaScriptと似ていますが、JavaScriptはブラウザで動作し、PHPはサーバー上で操作するという違いがあります。
WordPressのカスタマイズの他にも、ECサイトやSNSの作成にも使われる言語です。
Ruby
Rubyとは、アプリケーションソフトウェアや動的なホームページ作成に使われるプログラミング言語で、会員サイトのログイン機能、ECサイトの決済機能などにおすすめです。
日本で開発されたためプログラミング言語の中でも日本人が学びやすく、変更や複製、再配布が無料でできるなどのメリットがあります。
Java
Javaはアプリ開発などで使われるプログラミング言語です。名称がJavaScriptと似ていますが、全くの別物なので注意しましょう。
iOSとAndroidでは規格が異なりますが、Javaはどちらも対応可能であるためスマホアプリを始め、ホームページや家電製品などさまざまな場面で活用されています。
複雑なルールがあるため習得難易度は高めですが、汎用性・機能性が高くJavaを学ぶための書籍やWebコンテンツは豊富にあります。
Python
Pythonは、データ分析や機械学習の実装などに使われるプログラミング言語です。
簡潔な文法と高い可読性が特徴で、ホームページ作成にも活用できますが、一般的なものよりも高度な仕組みを持つホームページを構築する際に使われています。
Perl
Perlはスクリプト言語の一つですが、近年は使用頻度が減ってきています。メーリングリストや掲示板に使われ、テキスト処理が得意なことが特徴です。
ホームページ作成のプログラミング言語を学ぶ方法
ホームページを作るためのプログラミング言語の学習方法としては、以下があります。
- 書籍を読む
- スクールに通う
- オンライン学習を利用する
初心者で、まずプログラミングの知識を身につけたいという人は、書籍を活用するのがおすすめです。本を読んで、基本的なHTMLやCSSについての知識を身に着けておくと、その後のステップアップに活かしやすくなります。
図書館を利用すればお金もかからないのでコストを抑えたい人にもぴったりです。
お金を掛けてでも早く学びたい人は、スクールに通えばわからないところを講師に質問しながら学習できます。独学でのプログラミングの勉強は挫折してしまうケースも多いといわれていますが、スクールであれば続けやすいでしょう。
スクールよりも費用を抑えたい人や、通う時間が取れない人は、オンライン学習がおすすめです。費用も手頃で、場所を問わずに勉強できます。
プログラミングせずにホームページを作成する方法
実は、単に「ホームページを作りたい」というだけであれば、プログラミングについて勉強する必要はありません。
近年では、初心者でも専門知識不要で簡単にホームページを作成できるホームページ作成ツールやアプリといったさまざまなサービスが登場しているため、このようなサービスを使えばテンプレートなどを活用し、直感的な操作で短時間でホームページを作成することができます。
非常に簡単にホームページを作成できるというメリットの一方で、他社との差別化が難しい、自由なカスタマイズができない、サービス提供元に強く影響されるなどのデメリットもあるので、まずは無料プランなどで機能や使い勝手などを確かめてみるのがおすすめです。
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まとめ
ホームページ作成では、さまざまなプログラミング言語を使用します。まずはHTML・CSS・JavaScriptを順番に習得するのがおすすめです。
その後、必要に応じてPHPやRuby、Javaなどを習得すれば、さらに複雑なホームページを作れるようになるでしょう。
「プログラミング言語を理解するのは難しい」「習得のための手間や時間を掛けたくない」という場合は、ホームページ作成サービスを利用するのがおすすめです。